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2024年11月22日
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城井のりあ
2008年12月21日
城井のりあブログ
のりあ城
城井のりあ先生の漫画作品(コミック単行本)
ラーメン天使プリティメンマ
閑静な田舎と騒々しい都会の中間くらいの場所。繁華街のハズレに建つ、やけに古いラーメン屋があった。
出汁はトリガラ、タレは醤油ベース。ニンニクは控えめに、化学調味料は使わない。
麺は太目の卵つなぎ。具は自家製の薄いチャーシュー、青菜一つまみ、シナチク、そして、メンマ。
少し贅沢に刻みネギを乗せたら出来上がり。古式ゆかしいラーメン屋である。
鳥柄薫(とりがら かおる)はそのオンボロラーメン屋『トリガラ屋』の一人息子だった。
昔ながらの味を守っているつもりでもいつの間にか古びていくのか、客足は遠のいていた。
薫は、亡き父の残した百年以上の歴史があると言われたラーメンのレシピを探していた。
そして、不思議な飾りの付いたオタマを見つけてしまう。
「おい、そこのバカヅラ。それ、アタシんだ。返せ」
その瞬間、正面から顔を蹴られた薫。現れたのは小柄な美少女。ただし、胸はない。
「アタシは天使、ラーメン天使プリティメンマだ! 覚えとけ、このスットコドッコイ!」
メンマと名乗る美少女は、薫の父がメンマからラーメンの作り方を習っていたこと、
『トリガラ屋』の味は、ラーメン天使の手によって人類の福音として作られたことを語る。
「ってことで、今日から作ってもらうぜ。アタシのためのラーメンをな!!1日18杯ずつだ! 朝昼晩に5杯、おやつに2杯、夜食に1杯だからな!」
薫の運命は、この日を境に動き出した。戻ることのない、ラーメンの日々に。
のりあ城
城井のりあ先生の漫画作品(コミック単行本)
ラーメン天使プリティメンマ
閑静な田舎と騒々しい都会の中間くらいの場所。繁華街のハズレに建つ、やけに古いラーメン屋があった。
出汁はトリガラ、タレは醤油ベース。ニンニクは控えめに、化学調味料は使わない。
麺は太目の卵つなぎ。具は自家製の薄いチャーシュー、青菜一つまみ、シナチク、そして、メンマ。
少し贅沢に刻みネギを乗せたら出来上がり。古式ゆかしいラーメン屋である。
鳥柄薫(とりがら かおる)はそのオンボロラーメン屋『トリガラ屋』の一人息子だった。
昔ながらの味を守っているつもりでもいつの間にか古びていくのか、客足は遠のいていた。
薫は、亡き父の残した百年以上の歴史があると言われたラーメンのレシピを探していた。
そして、不思議な飾りの付いたオタマを見つけてしまう。
「おい、そこのバカヅラ。それ、アタシんだ。返せ」
その瞬間、正面から顔を蹴られた薫。現れたのは小柄な美少女。ただし、胸はない。
「アタシは天使、ラーメン天使プリティメンマだ! 覚えとけ、このスットコドッコイ!」
メンマと名乗る美少女は、薫の父がメンマからラーメンの作り方を習っていたこと、
『トリガラ屋』の味は、ラーメン天使の手によって人類の福音として作られたことを語る。
「ってことで、今日から作ってもらうぜ。アタシのためのラーメンをな!!1日18杯ずつだ! 朝昼晩に5杯、おやつに2杯、夜食に1杯だからな!」
薫の運命は、この日を境に動き出した。戻ることのない、ラーメンの日々に。
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